スワロフスキーが光り輝き、
サボンドゥフルールをより一層引き立てる羽子板飾りです。
美人画の日本人形羽子板も素敵ですが、
最近はもっと気軽に、インテリアとして楽しみたい方も増えております。
こちらは高さ20センチの飾りやすいサイズ。
お色は2色ありまして、こちらは真紅の薔薇と白い桜の花の組み合わせです。
ちりめん細工の追羽根や羽子板にあしらわれた友禅調のちりめんと水引が丁寧に作り込まれています。
京都の老舗工房、龍虎堂の職人さんが一つひとつ手作りした
縁起飾りをどうぞお楽しみください。
■ サイズ 幅15センチ×奥行12センチ×高さ20.5センチ
■ 素材 石鹸・レーヨンちりめん・桐 など
■ 原産国 日本
【お細工物について】
ちりめんの端切れや和紙を使った様々な物を「お細工物」といいます。
古くは大奥から始まり、押し絵や摘み細工、切嵌(きりばめ)、木目込(きめこみ)、
裁縫などその手法は様々です。
少し前までは、どの家庭でも少なからず行われていました。
人形細工もその一つですが、小さな布も大切に、「もったいない」と生かす日本人の知恵ですね。
こちらで紹介するお飾りも、すべて手作りのため、描き絵の表情や友禅柄の出具合などに
違いがございます。
商品画像はできるだけ実商品に近い色に合わせておりますが、ご覧になるディスプレイのモニターの
環境により、実際の色と多少異なる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
今では自分でつくるのはなかなか大変ですが、京都で一つひとつ手作りされた細工物のぬくもりを、
ぜひ身近に置いて「ほっこり」癒されてください。
【羽子板飾りとは?】
赤ちゃんが生まれて初めて迎えるお正月、初正月。
その際に赤ちゃんの祖父母や親戚、仲人、友人などが女の子に贈ってお祝いするのが羽子板です。
羽子板の歴史は古く、七世紀から宮中で行われていた「毬杖(ぎっちょう)遊び」が起源と言われています。
これは先がヘラのような形をした杖(毬杖)で毬を打ちあう遊びです。
この杖が変化して羽子板になったものと考えられています。
室町時代にはこの羽根つきを 「 こぎの子勝負 」 といい、正月にその年の年占いということで、
末広がりの形をしたこぎ板 (羽子板) でこぎの子 (羽根) をつき、厄除けを祈願したといわれています。
江戸時代になると、大名の間で、年の暮れに女児の生まれた家に羽子板を贈ることが慣例となり、
羽子板は女の子の厄除けという認識が醸成されていきました。
また羽子板で突く羽の玉、あの黒くて堅い玉は「むくろじ」という大木の種です。
この「むくろじ」は漢字で「無患子」。すなわち、「子供が患わ無い」という意味です。
赤ちゃんが誕生して初めて迎える歳の暮れに贈られますが、その理由は、
十二月から一月の間が十二支による暦の上で 「 丑・寅 」 にあたり、
いわゆる 「 鬼門 (良くない結果が起こりやすい事柄) の時 」 なのです。
生涯続く鬼門を平穏に過ごせるようにという願いをこめて、現代のような形を作り上げました。
旧暦の新年 (立春) を平穏に迎えるために、節分に豆まきをするのも鬼門除け (鬼除け) の考え方といえます。
よって、新暦である現代では、一般的に十二月末から一月十五日位までお飾りしますが、
一年を通じてお飾りいただいても良いと思われます。